この講座は、法人顧客へのサービス提供をしてこられた士業の方々、およびITコンサルタントの方々が、今の専門性に“プラス1”するスキルとして、“経営コンサルティング“のスキルを身に付けて頂くことを目的としたものです。

弊社では経営コンサルティングを“顧客企業がより強く、より豊かに、より持続可能に変革することを支援するサービス”と定義しています。法人顧客と接点の多い士業の方およびITコンサルタントにとって、次なる大きな柱になり得るサービスです。

経営コンサルタントと言えば、かつては特定業界・特定業態の専門家がその分野に特化した業界専門型コンサルタントの方が目立っていましたが、環境変化の激しい今日では成果に繋がりにくくなっています。一方で、顧客自身が課題を発見し、解決策を見出し、実行していくことを“支援”するサービス(プロセス型コンサルティング)への需要が今まで以上に高まってきています。

一時しのぎの解決策で何とかなる時代ではない

日本には、危機的状況に直面しても根本的な解決策を考えようとせず、一時しのぎの対策に逃げてしまう傾向があります。一時しのぎの対策は少しの間だけ効果はありますがすぐに元に戻ります。そしてその後強い副作用がやってきます。日本には規模の大小にかかわらずそんな一時しのぎ経営を30年間続けてきた企業がたくさんあります。それを続けても近い遅かれ早かれ破綻することになります。

過去の習慣や考え方を変えることを恐れず、変化に機敏に対応できる企業に“変革”しなければ勝ち残ることはかなり困難な時代です。その“変革”を支援するのが今日求められている経営コンサルタントの役割だと考えています。

変革を支援するという役割を果たすために不可欠なのが、プロセス型コンサルティングのスキルです。そのスキルをできるだけ短期間で身に着け、スタートラインに立って頂けるよう講座を組んでいますが「対話スキル」はより高度のスキルが必要になるため、何度も練習し、経験を積み上げていく必要があります。

顧客企業がより強く、より豊かに、より持続可能になっていく変革を支援する、それを通じて自らも豊かになっていく、そのような経営コンサルティング活動を一緒に展開していける方々を全国で100名輩出することを目標としてスタートしています。

講座の構成

  1.  プロセス・コンサルティング手法を実践的に学ぶ ~コンサルタントが専門家の立場で“正解”をアドバイスするのとは異なり、経営者・経営幹部自身が課題に気づき、解決策を考え、意思決定し、行動を起こしていくことを支援する“プロセス・コンサルティング*”の手法と事例を学びます。

  2. 架空のケースを用いて経営課題の発見・解決のセンスを養 ~複数の企業で起こりがちな架空のケースを用いて、ケースに登場する経営者が置かれている状況や関係者の心情を多面的に推察しながら、本質的な課題は何か、何が解決に繋がるのか、を洞察するセンスを養います。

  3. 課題解決型の対話スキルを磨く(ロールプレイ演習) ~経営者と1対1で対話しながら変革課題を発見し行動に結びつけていく対話スキルを、ロールプレイを通じて体験的に学び、磨いて頂きます。

  4. 経営課題発見・解決に必要な基本的リテラシーを学習する ~企業経営では部分最適的なアプローチでは問題は解決できず、全体最適的な視点で経営を俯瞰しなければ解決しないことがほとんどです。そのための道具として企業経営の基本的なリテラシー(戦略、マーケティング、チームマネジメントなど)のエッセンスを学習します。

  5. 経営コンサルタントとしての基本的な営業活動を思考する  ~どんなにスキルを磨いても待っているだけでは依頼は増えません。自ら顧客に働きかける積極性と熱意は不可欠です。ただし標準的な営業手法があるわけではないため、いくつかの好事例をご紹介し、自分に合った手法を見つけ出して展開していく必要があります。最近はオンラインを活用して誇張した投稿・広告で集客しようという動きが目立ちますが、それらが信用をなくすことに繋がっていることも理解しておく必要があります。

*プロセス・コンサルティング …心理学博士・元マサチューセッツ工科大(MIT)経営大学院教授エド・シャイン著「プロセス・コンサルテーション」(白桃書房2012年)でも詳しく解説されています。欧米だけでなく日本でも60年以上の歴史があり、大手企業を中心に導入されてきたコンサルティング手法です。コンサルタントは顧客自身が課題に気づき、解決策を検討し、意思決定と行動を起こせるよう、問いかけ・傾聴・フィードバックなどを通じて援助します。問題を抱えているのも解決のカギを握っているのは顧客であってコンサルタントではないからです。経営者は正解を教えてくれるコンサルタントではなく、自社にとっての正解を自分たちで導けるよう支援して欲しいのであり、そのニーズに応える方法が「プロセス・コンサルティング」です。

講座の対象者

  • 法人顧客とおおむね3年以上のお取引経験がある士業の方、IT/DXコンサルタントの方(受講条件ではありませんのでその他の方でも受講できます)
  • 法人顧客がより強く、より豊かに、より持続可能に変革することへの支援を通じて、自らも豊かになっていくことを目指す方

この講座で習得を目指すスキル

重視する4つの要素

顧客企業がより強く、より豊かに、より持続可能になっていく変革を支援するためには、これら4つのスキルを身に着け、磨き続けることが重要です。これらの中でも“課題解決型の対話スキル”は中核的なスキルであり、何度も経験し、練習することで磨かれます。
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講座案内

経営コンサルティングスキル講座Essential 2025

~「理論学習」と「体験学習」を織り交ぜたハイブリッド講座

  1. 全29テーマの動画講座(1年間何度でも視聴可)
  2. 上記に伴う資料配布
  3. オンラインでの対話スキル演習(Zoom活用)
  4. 期間中、質問回数無制限
※また今後、講師・受講者同士でお互いの事例共有・情報交換のできるコミュニティの開設を準備しています。
  
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29テーマの動画学習
全18時間強の動画を、期間中いつでも何度でも視聴学習できます。またテーマは必要に応じ今後も追加していきます。
配布資料
各テーマの動画に付随したPDF資料を配布します。
オンライン演習
経営者との対話を想定したロールプレイ演習をオンラインで行います。
質問回数無制限
期間中、何度でもご質問可能です(メッセンジャーまたはZoomを活用します)。
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項目・枠線付き(スマホ横スクロール) はタブレット以上のサイズでのみ編集可能です
(実際の公開ページではタブレットサイズ以下で横スクロールが表示されます)
動画学習コンテンツ(全29テーマ、各20~40分)
第1部
1.経営コンサルティングビジネスとは
2.経営コンサルティングの領域
3.経営コンサルティング2つのアプローチ
4.企業活動の持続可能性
5.企業の変革(1)変革には何が必要か?
6.企業の変革(2)変革を阻害する要因
7.企業の変革(3)企業活動の諸要素別アプローチ
8.ケースを活用した対話演習①
第2部
9.顧客ニーズ(1)顧客満足要因
10.顧客ニーズ(2)顧客の2つのニーズと対応
11.人の生産性を生み出す3つの要素
12.経営コンサルタントに求められるスキル
13.経営者との対話のポイント
14.ケースを活用した対話演習②
第3部
15.チームマネジメントのリテラシー
16.自尊感情のリテラシー
17.競争の戦略のリテラシー
18.戦略のパターンとブルーオーシャンのリテラシー
19.経営上位概念(ミッション・パーパス)のリテラシー
20.今日的マーケティングのリテラシー
21.異文化マネジメント(ダイバーシティ)のリテラシー
22.ケースを活用した対話演習③
第4部
23.ソリューション①サーベイ&フィードバック
24.ソリューション②チームマネジメント
25.ソリューション③戦略ミーティング
26.ソリューション④管理者の育成(研修)
27.ソリューション⑤新規ビジネス創出支援
28.  経営コンサルタントとしての販売促進・受注活動の基本
29.資料・スライド作成における留意点(著作権法・不当表示防止法等)
上記動画には別途配布資料を配信しますのでダウンロードしてお使いください。
オンライン演習は講師とのマンツーマンでのトレーニングが中心ですが、グループで行うこともあります。
見出し ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。

担当講師

28年間の経営コンサルティング経験を持つ、公益財団法人全日本能率連盟*認定マスター・マネジメントコンサルタントの金築俊明がコーディネートしています。

メイン講師 金築俊明(かねつきとしあき)

  • 公益社団法人全日本能率連盟認定 マスター・マネジメントコンサルタント(経営コンサルタント歴28年)。
  • 海上自衛官退職後、ベンチャーを起業し経営、その後複数の企業役員を経て、経営コンサルタントに転身。主に大手・中堅企業の変革支援、次期経営幹部育成(社内ビジネススクール)、ESG経営推進支援などを担当。
  • 2022年より株式会社サステナブルチャレンジ代表取締役
  • 40都市の経済団体主催の創業塾・経営革新塾でのメイン講師も担当。

パートナー講師 上田光子(株式会社METRON 代表取締役)

  • 上場企業の社内SEとして数々の業務システムの再構築・最適化を行ってきた経験と、結婚出産後はベビーカーを押しながら地元企業へ業務効率化ツールを提案・作成・サポート。元企業にCEO秘書として復帰した後、2001年に経営者に寄り添うシステム構築支援事業を柱として独立。
  • 幅広い経営者ネットワークと軽快なフットワークでSEの枠を超え、イベントのプランニングや進行、経営コンサルティング、研修講師など、様々なソリューションを提供し顧客成功に貢献中。
  • 高等学校教諭第一種免許。

よくある質問と回答(FAQ)

Q.
対話演習ではどのようなことをやるのでしょうか?
演習では「経営者との対話(面談)ロールプレイ」を講師と1対1で行い、改善点を講師と一緒に考える時間としています。また受講者の方から「実はこんな会社の社長から相談を受けている」というリアルケースがあれば、その経営者とどんな対話を展開するか、どんなソリューションを提案するかを一緒に考える時間に充てることもあります。業界専門のコンサルタントは情報量とプレゼン能力が求められますが、変革を支援するコンサルタントには「課題解決型の対話スキル」のほうがより重要だからです。
Q.
講座が修了したら経営コンサルタントとしてどの程度の売上が期待できますか?
どんなサービスを、どんな企業に提供するか、またどんなやり方をするかによって売上は全く変わりますので一言では言えません。そして小さな信用を積み重ねていけばリピートや紹介に繋がっていきます。私個人の例では10年以上毎年仕事を頂いている企業が複数ございます(うち2社は数年前に上場しました)。最近「講座終了後すぐに1000万!」などという広告をみかけましたが、そのような魔法のツールは扱っておりません。
Q.
個人事業主や個人企業のコンサルティングにも活用できる内容ですか?
はい。全体を通じて社員規模50名以上の中小企業へのコンサルティングをイメージしていますが、個人企業のコンサルティングにも応用できる内容がほとんどです。ただし個人企業の場合コンサルティングフィーの支払いが可能な方は限られます。慈善活動にならないようにご注意ください。
Q.
コーチングの資格を持っていますが、役に立ちますか?
はい、基本的な対話のスキルを学んでいれば経営者との対話には一部活かせると思います。ただ一般的なコーチングでは人生の悩みや個人的な課題の解決に近づくことゴールだとすれば、経営コンサルタントが展開する対話は“経営課題が明確になる”、“解決策が見つかり行動に移せる”がゴールになる課題解決型対話になります。そのため、基本的なビジネスリテラシーが頭の中にないと質問・問いかけが浅いものになってしまいます。
メリット
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この講座は株式会社サステナブルチャレンジが主催しています。